【新価と時価】
火災保険の建物評価基準には、「新価(再取得価額=再調達価額)」と「時価」の2種類あります。保険事故が発生した場合、支払われる保険金(※1)は、この評価基準に基づいて算定されます。
(※1)保険金とは、保険事故の際に保険会社が保険契約に基づき支払う金銭のことです。保険金額(ご契約金額)とは、保険契約の際に設定する契約金額です。事故が発生した場合、保険会社が保険契約に基づき支払う「保険金」の限度額となります。
新価とは、保険の対象となる同等のものを新たに建築または購入するのに必要な金額のことです。建物であれば新築費用、家財であれば購入費用がこれにあたります。
時価とは、新価から経過年数による減価や使用による損耗分を差し引いた金額のことです。
【罹災時に支払われる保険金】
新価基準:原状回復費用(新価基準)
時価基準:原状回復費用(新価基準)- 経年減価額(※2)
(※2)使用による損耗および経過年数に応じた減価額のこと
(例)[新築時の建物の保険金額] [10年後の建物の時価]
1,000万円 → 700万円
🏡 🏡
↓
★火災発生! 原状回復費用(新価基準)500万円(一部損)★
↓
【保険金】
新価基準の場合⇒500万円
時価基準の場合⇒350万円
このように、時価基準で算出される保険金では、実際の原状回復費用(新価基準)をカバーすることができない場合があります。
昨今の火災保険の評価基準は新価が主流のようですが、古い保険では時価となっている場合もあるようです。事故が発生した時に十分な補償が得られるように、現在ご加入の保険の建物評価について確認しておく方がいいかもしれませんね。
保険料・補償内容については、保険会社によって様々です。
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【承認番号:B2111-003】